コッホ曲線(Koch Curve)

コッホ曲線の完成図(カオスゲーム法で描画)

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ステップ 0〜5 の変化

完成図をちょうど囲む長方形(Step 0)に、4 個の写像をまとめて当てはめる操作(ハッチソン作用素 )を繰り返した図です。色は最初に当てはめた写像を表します。

コッホ曲線の Step 0
Step 0(1 個)
コッホ曲線の Step 1
Step 1(4 個)
コッホ曲線の Step 2
Step 2(16 個)
コッホ曲線の Step 3
Step 3(64 個)
コッホ曲線の Step 4
Step 4(256 個)
コッホ曲線の Step 5
Step 5(1,024 個)

概要

線分を 3 等分し、真ん中の部分を正三角形の 2 辺に置き換える操作を無限に繰り返してできる曲線です。スウェーデンの数学者ヘルゲ・フォン・コッホが 1904 年に発表しました。

1 回の操作で長さは 倍になるので、 回で 倍になり、極限では長さが無限大になります。それでいて曲線は有限の範囲に収まっています。どの点でも折れ曲がっていて、接線を引けない(微分できない)連続な曲線の例としても知られています。次元は です。

正三角形の 3 辺それぞれをコッホ曲線に置き換えると、雪の結晶のような「コッホ雪片(コッホの雪片曲線)」になります。このプリセットは、その 1 辺にあたるコッホ曲線です。このサイトの旧版では「コッホ雪片曲線」と呼んでいましたが、図形の定義に合わせて名前を改めました。

アフィン変換の係数

各写像は で、 はカオスゲームで選ぶ確率です。

写像abcdefp種類
f10.3333000.3333000.25相似(0.333 倍)
f20.1667-0.28870.28870.16670.333300.25相似(0.333 倍)
f30.16670.2887-0.28870.16670.50.28870.25相似(0.333 倍)
f40.3333000.33330.666700.25相似(0.333 倍)

次元

理論値
相似次元1.262(全ての写像が相似変換のため、モランの式 から計算)
ボックスカウント次元(推定値)1.314(100万点・1 辺 16〜512 分割、決定係数 R² = 0.9992)

相似次元は、開集合条件を満たす場合にハウスドルフ次元と一致します。

4 6 8 10 12 456789 1 辺 16 分割: 箱 32 個 1 辺 32 分割: 箱 90 個 1 辺 64 分割: 箱 200 個 1 辺 128 分割: 箱 538 個 1 辺 256 分割: 箱 1,253 個 1 辺 512 分割: 箱 3,176 個 log₂(1辺の分割数) log₂(箱の数) 傾き ≈ 1.314
ボックスカウントの結果(両対数グラフの元データ)
1 辺の分割数点を含む箱の数
1632
3290
64200
128538
2561,253
5123,176

次元の求め方は「フラクタル次元の求め方」で解説しています。

作り方

4 つの写像はどれも「1/3 に縮小する」相似変換で、3 等分した線分の 4 か所に置きます。

関連する図形

出典・参考文献