ツイン・ドラゴン(Twindragon)

ツイン・ドラゴンの完成図(カオスゲーム法で描画)

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ステップ 0〜5 の変化

完成図をちょうど囲む長方形(Step 0)に、2 個の写像をまとめて当てはめる操作(ハッチソン作用素 )を繰り返した図です。色は最初に当てはめた写像を表します。

ツイン・ドラゴンの Step 0
Step 0(1 個)
ツイン・ドラゴンの Step 1
Step 1(2 個)
ツイン・ドラゴンの Step 2
Step 2(4 個)
ツイン・ドラゴンの Step 3
Step 3(8 個)
ツイン・ドラゴンの Step 4
Step 4(16 個)
ツイン・ドラゴンの Step 5
Step 5(32 個)

概要

ヘイウェイ・ドラゴンを 2 つ、背中合わせにつなげた形の図形です。平面の一部を隙間なく埋めるので次元は 2 で、境界の次元はヘイウェイ・ドラゴンと同じ約 1.5236 です。

ツイン・ドラゴンは、自分自身の 倍の縮小コピー 2 つでぴったり組み立てられ、さらに同じ形を並べて平面を隙間なく敷き詰められる「レプタイル」の一つです。複素数を底とする記数法(2 進法を複素数に広げたもの)で、小数部分だけを持つ数の集まりとして表せることでも知られています。

アフィン変換の係数

各写像は で、 はカオスゲームで選ぶ確率です。

写像abcdefp種類
f10.5-0.50.50.5000.5相似(0.707 倍)
f20.5-0.50.50.5100.5相似(0.707 倍)

次元

理論値(境界の次元は約 1.5236)
相似次元2.000(全ての写像が相似変換のため、モランの式 から計算)
ボックスカウント次元(推定値)1.882(100万点・1 辺 16〜512 分割、決定係数 R² = 0.9999)

相似次元は、開集合条件を満たす場合にハウスドルフ次元と一致します。

6 8 10 12 14 16 18 456789 1 辺 16 分割: 箱 157 個 1 辺 32 分割: 箱 560 個 1 辺 64 分割: 箱 2,042 個 1 辺 128 分割: 箱 7,568 個 1 辺 256 分割: 箱 28,284 個 1 辺 512 分割: 箱 106,185 個 log₂(1辺の分割数) log₂(箱の数) 傾き ≈ 1.882
ボックスカウントの結果(両対数グラフの元データ)
1 辺の分割数点を含む箱の数
16157
32560
642,042
1287,568
25628,284
512106,185

次元の求め方は「フラクタル次元の求め方」で解説しています。

作り方

2 つの写像は、回転(45°)と縮小率()がまったく同じで、置く場所だけが違います。

ヘイウェイ・ドラゴンとの違いは、 の回転角が 135° ではなく 45° である点だけです。回転角が 1 つ違うだけで、曲線の形から、面を埋める「島」の形に変わる様子を、カオスゲームで見比べてみてください。

関連する図形

出典・参考文献