タートル・ドラゴン(Terdragon)

タートル・ドラゴンの完成図(カオスゲーム法で描画)

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ステップ 0〜5 の変化

完成図をちょうど囲む長方形(Step 0)に、3 個の写像をまとめて当てはめる操作(ハッチソン作用素 )を繰り返した図です。色は最初に当てはめた写像を表します。

タートル・ドラゴンの Step 0
Step 0(1 個)
タートル・ドラゴンの Step 1
Step 1(3 個)
タートル・ドラゴンの Step 2
Step 2(9 個)
タートル・ドラゴンの Step 3
Step 3(27 個)
タートル・ドラゴンの Step 4
Step 4(81 個)
タートル・ドラゴンの Step 5
Step 5(243 個)

概要

線分を 3 本の線分に置き換え、その間の折れ角を 120° にする操作を繰り返してできる曲線です。英語では terdragon と呼ばれ、「ter-」はラテン語で「3 回」を表します。ヘイウェイ・ドラゴンが「2 つに折る」曲線なのに対し、こちらは「3 つに折る」曲線です。

曲線は極限で平面の一部を埋め尽くすため次元は 2 です。埋め尽くされた領域の境界の次元は で、コッホ曲線と同じ値になります。

アフィン変換の係数

各写像は で、 はカオスゲームで選ぶ確率です。

写像abcdefp種類
f10.50.2887-0.28870.5000.3333相似(0.577 倍)
f20-0.57740.577400.5-0.28870.3333相似(0.577 倍)
f30.50.2887-0.28870.50.50.28870.3333相似(0.577 倍)

次元

理論値(境界の次元は log 4 / log 3 ≈ 1.2619)
相似次元2.000(全ての写像が相似変換のため、モランの式 から計算)
ボックスカウント次元(推定値)1.871(100万点・1 辺 16〜512 分割、決定係数 R² = 0.9997)

相似次元は、開集合条件を満たす場合にハウスドルフ次元と一致します。

6 8 10 12 14 16 456789 1 辺 16 分割: 箱 95 個 1 辺 32 分割: 箱 329 個 1 辺 64 分割: 箱 1,155 個 1 辺 128 分割: 箱 4,239 個 1 辺 256 分割: 箱 16,128 個 1 辺 512 分割: 箱 62,172 個 log₂(1辺の分割数) log₂(箱の数) 傾き ≈ 1.871
ボックスカウントの結果(両対数グラフの元データ)
1 辺の分割数点を含む箱の数
1695
32329
641,155
1284,239
25616,128
51262,172

次元の求め方は「フラクタル次元の求め方」で解説しています。

作り方

3 つの写像はどれも「 倍に縮めて回転する」相似変換です。始点 と終点 を結ぶ線分を、つながった 3 本の線分に置き換えます。

なので、相似次元は 2 になります。

このサイトの旧版では、3 本の線分がつながらない係数になっていたため、タートル・ドラゴン本来の形にならないことがありました。現在は上の定義に修正しています。

関連する図形

出典・参考文献