フラクタル・ツリー(Fractal Tree)

フラクタル・ツリーの完成図(カオスゲーム法で描画)

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ステップ 0〜5 の変化

完成図をちょうど囲む長方形(Step 0)に、4 個の写像をまとめて当てはめる操作(ハッチソン作用素 )を繰り返した図です。色は最初に当てはめた写像を表します。

フラクタル・ツリーの Step 0
Step 0(1 個)
フラクタル・ツリーの Step 1
Step 1(4 個)
フラクタル・ツリーの Step 2
Step 2(16 個)
フラクタル・ツリーの Step 3
Step 3(64 個)
フラクタル・ツリーの Step 4
Step 4(256 個)
フラクタル・ツリーの Step 5
Step 5(1,024 個)

概要

1 本の幹から左右に枝が分かれ、その枝がさらに左右に分かれていく、樹木の枝分かれを表す図形です。左右対称で、枝の先端に向かって細かな枝が密集していきます。

枝を作る 2 つの写像は、図形を 45° 回転させて約 0.59 倍に縮める相似変換です。一方、幹を作る写像は図形を細い棒につぶすため相似変換ではなく、相似次元は計算できません。

アフィン変換の係数

各写像は で、 はカオスゲームで選ぶ確率です。

写像abcdefp種類
f10.05000.6000.1アフィン
f20.0500-0.5010.1アフィン
f30.42-0.420.420.4200.20.4相似(0.594 倍)
f40.420.42-0.420.4200.20.4相似(0.594 倍)

次元

理論値—(文献で確認できる値がないため記載していません)
相似次元—(相似変換でない写像を含むため算出対象外)
ボックスカウント次元(推定値)1.538(100万点・1 辺 16〜512 分割、決定係数 R² = 0.9998)

相似次元は、開集合条件を満たす場合にハウスドルフ次元と一致します。

6 8 10 12 14 16 456789 1 辺 16 分割: 箱 105 個 1 辺 32 分割: 箱 289 個 1 辺 64 分割: 箱 833 個 1 辺 128 分割: 箱 2,429 個 1 辺 256 分割: 箱 7,185 個 1 辺 512 分割: 箱 21,518 個 log₂(1辺の分割数) log₂(箱の数) 傾き ≈ 1.538
ボックスカウントの結果(両対数グラフの元データ)
1 辺の分割数点を含む箱の数
16105
32289
64833
1282,429
2567,185
51221,518

次元の求め方は「フラクタル次元の求め方」で解説しています。

作り方

「全体を縮めて回転したコピーが、そのまま左右の枝になる」という規則を繰り返すことで、何段階にも枝分かれした樹形になります。

関連する図形

出典・参考文献