ピタゴラスの木(Pythagoras Tree)

ピタゴラスの木の完成図(カオスゲーム法で描画)

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ステップ 0〜5 の変化

完成図をちょうど囲む長方形(Step 0)に、3 個の写像をまとめて当てはめる操作(ハッチソン作用素 )を繰り返した図です。色は最初に当てはめた写像を表します。

ピタゴラスの木の Step 0
Step 0(1 個)
ピタゴラスの木の Step 1
Step 1(3 個)
ピタゴラスの木の Step 2
Step 2(9 個)
ピタゴラスの木の Step 3
Step 3(27 個)
ピタゴラスの木の Step 4
Step 4(81 個)
ピタゴラスの木の Step 5
Step 5(243 個)

概要

ピタゴラスの木は、正方形の上に直角二等辺三角形を載せ、その 2 辺の上にさらに小さな正方形を載せる操作を繰り返してできる、樹木のような図形です。三角形の 3 辺の上の正方形が三平方の定理(ピタゴラスの定理)の図と同じ配置になることから、この名前で呼ばれます。

このプリセットは、その枝分かれの規則を 3 つのアフィン写像で表したものです。正方形そのものを描くのではなく、幹を線で表し、左右 45° に 倍で枝分かれする規則だけを繰り返しています。このため、正方形を積み上げる本来のピタゴラスの木とは見た目が異なり、枝先の形はレヴィC曲線に似たものになります。

枝を作る 2 つの写像は相似変換ですが、幹の写像が図形を線につぶすため、相似次元は計算できません。

アフィン変換の係数

各写像は で、 はカオスゲームで選ぶ確率です。

写像abcdefp種類
f10000.5000.05線につぶす
f20.5-0.50.50.500.50.475相似(0.707 倍)
f30.50.5-0.50.50.510.475相似(0.707 倍)

次元

理論値—(文献で確認できる値がないため記載していません)
相似次元—(相似変換でない写像を含むため算出対象外)
ボックスカウント次元(推定値)1.821(100万点・1 辺 16〜512 分割、決定係数 R² = 0.9999)

相似次元は、開集合条件を満たす場合にハウスドルフ次元と一致します。

6 8 10 12 14 16 456789 1 辺 16 分割: 箱 117 個 1 辺 32 分割: 箱 399 個 1 辺 64 分割: 箱 1,383 個 1 辺 128 分割: 箱 4,908 個 1 辺 256 分割: 箱 17,709 個 1 辺 512 分割: 箱 64,155 個 log₂(1辺の分割数) log₂(箱の数) 傾き ≈ 1.821
ボックスカウントの結果(両対数グラフの元データ)
1 辺の分割数点を含む箱の数
16117
32399
641,383
1284,908
25617,709
51264,155

次元の求め方は「フラクタル次元の求め方」で解説しています。

作り方

倍に縮めて 45° 傾けるのは、直角二等辺三角形の斜辺に対する他の 2 辺の比と向きそのものです。

関連する図形

出典・参考文献